大場農園のつくるみかん MANDARIN ORANGES FROM OBA FARM

ハウスみかん・温室みかんが
美味しい理由
The reasons mandarin oranges
grown in
greenhouses and greenhouses
are delicious.

ハウスみかん・温室みかんが美味しい理由

本題の前に、ハウスみかんって何?露路栽培のみかんとの違いは?という疑問にお答えします。
ハウスみかんは、温めたビニールハウスの中で、みかんにとって最適な気候を作り出して栽培するみかんです。別名温室みかんとも呼ばれています。ハウスで育てるということは、温度・湿度・水・日光・光合成に必要なCO2の量等、人の手で細やかにコントロールできる要素がたくさん。みかんのことを知り尽くした職人が、みかんがおいしくなる条件を整えて栽培します。だから、ハウスみかんは、味が濃くとろけるような食感の美味しいみかんが多いのです。

露地栽培の蜜柑との違い Difference from
open-field culture.

露地栽培の蜜柑との違い

みかん畑というと、多くの方が山の斜面のみかん畑(露路栽培)を想像するのではないでしょうか。冬にこたつで食べるイメージがあるのが、露路みかん。対して、ビニールハウスの中で季節をコントロールして栽培し、夏に旬を迎えるのがハウスみかん。
まずは、味の違い。ハウスみかんは味が濃くとろける様な食感の美味しいみかんが多いです。これは、ハウスの中で環境をコントロールして、みかんがおいしくなる条件を整えて栽培するから。露路みかんにとって「100年に1度の最高の気候・あたり年」を、ハウスみかんは毎年人の手で再現することができる。これが、ハウスみかんがおいしい一番の理由です。
そして、旬の違い。露路みかんの旬は冬ですが、ハウスみかんの旬は夏。夏の暑い日の冷たく冷やしたみかんは絶品。暑さで熱った体に、みかんの果汁が染み渡る快感は感動ものです。

大場農園「海と空と、みかん」の
取り扱い柑橘類

大場農園では、次の柑橘類を育て、
販売しています。

ハウスみかん「夏織」 ハウスみかん「夏織」

ハウスみかん「夏織」

読み
なつおり
時期
上野早生(5月〜6月) / 宮川早生(6月〜8月)
糖度
平均13度前後(2023年実績)
特徴
ビニール」ハウスで栽培制御し、夏に旬を迎える温州みかんです。
甘く濃厚な果汁と薄くほどける内皮の、おいしいみかん。
大場農園では大場農園が生産するハウスみかんブランド「夏織」※を展開しています。
大場農園のハウスみかんの品種は、「上野早生」(5月〜6月)「宮川早生」(6月〜8月)の2種類です。 ※「夏織/NATSUORI」は大場農園の出願中の登録商標です。
不知火

不知火

読み
しらぬい
時期
2月〜4月
糖度
平均15度前後(2023年実績)
特徴
大場農園の不知火は、全てビニールハウスで栽培しています。温湿度や水管理を徹底するため、全体的に糖度が高く、内皮が薄くて食感が良いのが特徴です。
麗紅

麗紅

読み
れいこう
時期
1月〜3月
糖度
未測定
特徴
見た目が美しく、安定した甘さとたっぷりの果汁でリピーターの多い果実です。
大場農園では麗紅も全てビニールハウスで栽培しています。
あすみ

あすみ

時期
1月〜3月
糖度
平均糖度 約20度、最高糖度28度(2023年実績)
特徴
大場農園では2023年度、平均糖度約20度、最高糖度28度を記録した、甘い甘いみかん。
栽培が難しいため多くは生産できず、流通量も少ない希少なみかんです。
外皮は少しむきにくいため、オレンジカットがおすすめです。

大場農園のオリジナルブランド
「夏織(なつおり)」

大場農園のオリジナルブランドハウスみかん「夏織(なつおり)」

夏が終わり肌寒くなる、10月下旬。気温がぐっと下がった頃を見計らって、大場農園ではハウスみかんのビニールハウスを温め始めます。ハウスみかんの1年の始まりです。

ハウスの中が暖かくなると、みかんの木は「春」が来たと勘違い。1ヶ月後には満開の花を咲かせ、やがて実を結びます。外の季節が冬を迎えるころ、みかんの木にとって1度目の夏が訪れます。そして果実を少しずつ大きくしながら、実に養分を送り込み、色づきやってくる本物の夏、収穫時期。

ハウスみかんは、1年に2回夏を迎え、夏のエネルギーをいっぱいに浴びて育ちます。

夏のエネルギーをその実に閉じ込めた、美味しさあふれる大場農園のハウスみかんを、オリジナルブランド「夏織」としてお届けします。

※「夏織/NATSUORI」は大場農園の商標です。(登録商標出願中)

栽培へのこだわり

  1. 01試して欲しい、糖度と酸度が黄金バランスのみかん

    糖度というのは、果汁100gの中に含まれている糖分の量のことです。
    一般的にみかんが美味しいと感じられるのは糖度11度以上と言われています。大場農園のハウスみかんは、平均13度前後、高いものは15度を超えます。

    しかし、「ただ甘いだけ」なら、実はみかんより、ぶどうやバナナの方が甘いんです。
    みかんの美味しさで大切にしたいのは、甘さと酸味のバランス。甘く美味しい果汁の中に、コクと旨みが詰まった酸味を感じてこそ、おいしいみかんと言えるのです。

    大場農園では、収穫の2カ月前から果実をサンプリングし、そのサイズ・糖度・酸度を計測して記録。
    結果を見ながら、次の手を打つことでめざす美味しさに近づけていきます。

    収穫前ハウスみかんのサンプリング調査(2022年)

    2022年のサンプリング調査(一部抜粋)
  2. 理想の味に近づけるための「土づくり」

    そして美味しいみかんにはもう一つ特徴があります。それは、溶けてなくなるような食感であること。
    大場農園では、まだ歯が揃わない小さいお子様でも内皮ごと頬張れるほど、内皮を薄く仕上げることをめざしています。
    食感が良いと、みかんの味が、何倍にも美味しく感じられます。

  3. 02理想の味に近づけるための「土づくり」

    理想の味に近づけるための「土づくり」

    みかんの味の土台となる、土づくりにもこだわりがあります。
    大豆かす、米糠、とうもろこしなどの植物性原料を主体とした「ぼかし肥料」に、旨みを強める「魚粉」などを配合した、こだわりの有機肥料で土を育んでいます。

    みかんの木は何十年もその地で育ち、大地の養分を根から吸い上げ、光合成で作り出した栄養と共に、旨みとして果実に蓄えていきます。
    みかんの木を健やかに育て、美味しい果実を収穫するため、土づくりをとても大切に考えています。

  4. 03理想の味に近づけるための「環境制御」

    理想の味に近づけるための「環境制御」

    みかんが美味しく育つために必要な環境を、ビニールハウスの中で人の手で作り出すハウスみかん。ハウスの中には加温するための機械、二酸化炭素をコントロールするための機械、水やりの装置など、たくさんのしかけがあります。

    ビニールハウスに骨組みがあることを利用して、みかんの枝を1本1本骨組みから紐で支えて、果実に栄養が届きやすいよう、日光が当たりやすいような手助けもしています。

    そして、収穫までのおよそ300日、みかんのおいしさが最大に引き出されるようにみかんの木と対話しながらいくつもの機械と、ビニールの開閉でハウス内の環境を整えていくのです。

  5. 04おいしいままをお届けする「出荷体制」

    おいしいままをお届けする「出荷体制」

    大場農園では、味の変化につながる機械での選果を行わず、全て人の手と目で選別作業を行い出荷しています。
    収穫した果実は倉庫に運び、その倉庫で人の目と手で選別し、発送まで行います。一番美味しい状態のみかんを、おいしさそのままに、お客様のお手元にお届けできるよう最善を尽くします。