変わったカタチのみかんを、動物に見立ててみた!【大人の自由研究Vol.1(前編)】

よめBLOG
(最終更新日

こんにちは、CHISAです。

1月から2月にかけて、大場農園では、冬のみかんの収穫・出荷のピークでした。

畑で収穫したみかんをコンテナに入れて、みかん専用の倉庫に運びこんだら、傷がないか、痛みがないか、ひとつひとつ念入りにチェックし、チェックをクリアしたものから順番に、お客様のもとに嫁いでいきます。

ベテラン勢に囲まれ、私も選果作業に参加します。小さな傷があり、捨てられてしまうみかんを見ては「今なら食べられるのに〜、もったいない〜><」と思ったり、みかんの見た目と味の感覚が一致するように、つまみ食いをしたり・・・(笑)

たくさんの果実を見送っていると、ときたま物珍しい変わった形の果実に出会います。

出世レース・・いや、出荷レースから外された変わった形の果実、奇形果。

スーパーで出会うことはまずない、特別なみかん。

どうしてこんな形になったの?中身はどうなっているの、そんな私の好奇心で、この果実をレポートしてみたいと思います!

題して「大人の自由研究~!」

変わったカタチの特別なみかん

今シーズンの奇形果みかんの中でも、おもしろいカタチを選んできました。

最も変なカタチだったTOP3!じゃじゃーん!

何のみかんか、分かりますか?

そうです、このみかんはチャーミングな頭のデコが特徴な「不知火」です。

JAを通して流通しているものは「デコポン」とも呼ばれていることも。(デコポンはJA熊本果実連の登録商標です。)

チャームポイントの、ぷっくりとした頭のでっぱりは、昼と夜の気温差でその程度が決まるそうですよ。

食べやすさと、柑橘らしさ満点の味で、子どもからシニアまで多くの人に愛されています。

食べる時は、このでっぱり部分に指をかえてむき始めるのがおすすめ。

このでっぱりの中には、残念ながら実はありません。詰まっているのは、”白い筋” これは根から吸い上げた養分や水分が通る「道管」と、葉で作られた栄養分を運ぶ「師管」を束ねた「維管束(いかんそく)」、別名「アルベド」といいます。

不知火は、他のみかんに比べてもこのアルベドがしっかりとした果実。生命力を感じますね!

見た目のゴツさの割に、でっぱりは思いの外やわらかく手でむけて、内皮は薄いのでむかずに食べられる、包丁いらずのみかんです。

自由研究:変わった形の不知火を、動物に見立ててみる!

それではようやく本題です、大人の自由研究!

この特別な不知火たちが何に見えるか、想像してみたいとおもいます。

大人になって、かたくなった頭をフル回転して・・・最初にどんな角度で見てインスピレーションを受けるかが肝ですね!

あなたは何を想像しますか・・・?

私は「子どものぞう」と「フラミンゴ」と「おしりたんてい」に見えました。写真撮影中隣で見ていた、娘(11歳)に、「ね!そう見えるでしょう?」と共感を求めると、「うーん、フッ。」とドライな反応。どうやら娘はこのあと、「もう食べていいよ」と言われるのを待っている様子(笑)

いろんな表情をもつ、特別な奇形果みかん。

丸シールに目の書いて、貼って遊んでみるのも楽しくて、いつか特別な不知火を集めて、子ども向けのワークショップを開きたいなーと思ったりしています。

まとめ

大人の自由研究と題して、特別な変わったカタチのみかんをレポートするこの企画。

後編では、この不知火たちの中身を調査していきたいと思います! 

この記事を書いた人

ブログ管理人・CHISA
ブログ管理人・CHISA

みかんのヒミツBLOG管理人で、代表・博紀の妻のCHISAです。
農業一筋、マニアックな研究体質で食べることが大好きなオットと農家として暮らしてみると、日々驚くこと「へぇー」と思うことが沢山。私がへぇーと思ったことや、ちょっとマニアックなみかんの知識を「みかんを食べる楽しみのひとつ」としてお届けしたいなと思っています。

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